金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜
俺は、まだ鼻を押さえて真っ赤な顔してる明日香をちらっと見てから、視聴覚室のドアを開けた。
室内には文化祭委員会担当の教師がいて、机をコの字型に並べていた。
生徒はまだ誰もいなくて、俺達が一番早く来たようだった。
「ああ、君達、ちょっと手伝ってくれるか?」
俺たちに気付いた教師に声をかけられた。
「はい!」
明日香は元気に返事し教師の方へ近づいていった。
俺も明日香の後に続いた。