Pair Ring~ペアリング~
亜未とほとんど一緒のメイクが私の顔になった


いや、正確には亜未のメイクだけが私の顔になっていた


これが私の顔?


まったくかわいくない


私が亜未のようになることはできないんだ


「分かった?人にはそれぞれ似合うのと
似合わないのがあるんだよ」


「うん。」


ただ、うなずくことしか出来なかった


「美咲は、こんな化粧しなくていいんだよ」


「え?」


うつむいてた顔を上げると、すぐに私のメイクは落とされた


そして、またメイクされる。


そして、数十分後


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