愛され女の秘訣〜初めての恋〜
『おい待てよ!』


怒った声がしたと思ったら
勢いよく 肩を掴まれて
振り向かされた。


『痛いよ!』


あたしは 肩をかばって
敦志を睨む。



『お前、朝テンション高くなったくせにぃ。』


あたしを馬鹿にしたように
話す。


『朝は朝。今は今で気分が変わったの。もうあんたなんかに振り回されない。』


そう言ってまた歩きだす。
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