初恋
2
「ねぇねぇ。隣の席の男の子
あなた友達?」
後ろの席から声がした。
振る向くとそこには、髪をお団子結びにしてる少しぽっちゃりした女の子だった。
「私、相川さきって言うの。さきって呼んでね★
あなた名前なんて言うの?」
「気田美奈都です。」
「気田…面白い苗字だねっ!じゃあ美奈って呼ぶね」
「よろしくお願いします。」
「よろしく!ってか私と話す時は敬語じゃなくていいよ?」
「わかったよ。さき」
「やっとさきって呼んでくれた!
私たちもう友達ねっ」
友達
その響きがとても嬉しかった。
「うん!仲良くしてね」