例えば、もしも…
サラッと答えた俺の答えに、キョトンとした顔の彼女。
もう一度言ってやった。
「損してる。」
「えー?意味わかんない。」
繰り返された俺の言葉に、怪訝そうに眉をしかめる彼女。
「お前に出会えなかった年数だけ、俺は損してる。」
「・・・・っ!」
「意味わかる?」
「っ////」
ビックリして目を真ん丸にした彼女に、少しニヤリと笑いながら尋ねたら、みるみる頬が染まっていった。
見事に耳まで真っ赤だ。
「百年しかねぇのに約17年もお前に出会えなかった。損したなぁ、俺。」
「…でも、例えばだから。」
急にしおらしくなった彼女が、向かい合っていた俺の左肩におでこを付けて俯いた。
「うん。いつまで続くか解んねぇ、人生だから今を大事に思えるな。百年よりもっと、一緒にいたいって。」
「うん。そうだよ、117年生きたら、出会えなかった17年がちゃらだよ!」
例えば、なのに…117年って。
今笑うと、君は怒るだろうから…やめとくよ。
顔をあげた彼女の、その自慢げな笑顔が可愛いから。
もう一度言ってやった。
「損してる。」
「えー?意味わかんない。」
繰り返された俺の言葉に、怪訝そうに眉をしかめる彼女。
「お前に出会えなかった年数だけ、俺は損してる。」
「・・・・っ!」
「意味わかる?」
「っ////」
ビックリして目を真ん丸にした彼女に、少しニヤリと笑いながら尋ねたら、みるみる頬が染まっていった。
見事に耳まで真っ赤だ。
「百年しかねぇのに約17年もお前に出会えなかった。損したなぁ、俺。」
「…でも、例えばだから。」
急にしおらしくなった彼女が、向かい合っていた俺の左肩におでこを付けて俯いた。
「うん。いつまで続くか解んねぇ、人生だから今を大事に思えるな。百年よりもっと、一緒にいたいって。」
「うん。そうだよ、117年生きたら、出会えなかった17年がちゃらだよ!」
例えば、なのに…117年って。
今笑うと、君は怒るだろうから…やめとくよ。
顔をあげた彼女の、その自慢げな笑顔が可愛いから。