your☆melody
「実はねー…言いにくいんだけど...」

夏貴!!!
早く!!早く要件を!!

ゆっくり
話だす夏貴とは逆に
それどころじゃないあたし

ありえないくらい
水が恋しい。


そんなあたしのことなんて
知るよしもない
夏貴は
ふぅと
「幹斗クン浮気してるみたいなの...。」
と要件を呟いた

ふぇ???


み、み、みっくんが!!!??

ごくん!!!

あ...
息できる..

じゃなくて!!!

「みっくんがぁあぁぁ!!???」

あたしの
叫び声が
クラスに響く

それと同時に
クラスの注目をあびるあたし

そして
手に持っていた
スプーンは
がこんと
机の上に落下する


ちなみに
幹斗クンことみっくんとは
あたしの
彼氏の名前。


約2ヶ月前の
合コンで出逢い

みっくんに一目惚れ。


何回か
遊んでるうちに
みっくんからの告白


そんで
めでたくカップルに
なったわけですが...

そのみっくんに
浮気なんて...

有り得ない...。
有り得ない!!!

「有り得ないぃい!!」

あたしの言葉に
気持ちは
わかるけどと
携帯をいじいじする夏貴

「だってみっくん。昨日だって大好きだって言ってくれたよ???」

半泣き状態のあたし

「口ではなんとでも言えるもんだよ...。ほら、梨多。これみてごらん??」


夏貴は携帯を
あたしに渡してきた

あたしは
それを受け取ると
夏貴が開いてる
画面いっぱいに
でてる画像をみた
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