your☆melody
「梨多...準備はいい..?」
「う、うん」
あの日から
数日が経過して
約束のダブルデート。
いつもとは違う
緊張感。
昨日は
夏貴の家で
計画も立てたし
あとは
実行のみ!!
夏貴と考えた計画は
普通にデートを済ませて
バイバイした後に
みっくんを尾行する
という
シンプルな計画だった
尾行が
一番の目的と言えど
おしゃれは
いつも通り
完璧にする
「いざ出陣!!」
夏貴の号令にて
家を飛び出して
待ち合わせ場所に向かう
待ち合わせ場所には
みっくんも
和也くんも
まだきてないみたいだった
「あっ和也も一緒に来たらよかった」
ぼそと
呟く夏貴
さういえば
和也くんの家は
夏貴の家のすぐ近く...。
「ほんとだねぇ」
「でもまっいっか和也だし...。」
...扱いひどっ!!笑
幼なじみって
そぉいうもんなのかな...笑
案の定
夏貴の携帯に
和也くんからの着信。
かかってくると思った
とかいって
通話ボタンを押す夏貴
「もしもし??...今??今はもォ駅前。...あははは!ごめんごめん!..ん、急いでね??..うん!じゃっ」
と早々と
電話が終了した
「和也くん、なんか言ってた...?」
「あー…なんか置いて行かれてしょけて拗ねてた。まっそのうち機嫌直るから。なんせ単純バカだし」
...あなたほんとに彼女!?
というように
ボロクソ言う夏貴さん。
なんか
別の意味で尊敬。
「んで、幹斗くんは..?」
「あっもう着くって」
「ふーん。梨多、くれぐれも計画忘れちゃだめだよ??デートはあくまでオマケ!」
念を押してくる
夏貴の言葉に
力強く頷き
決意を固めた
よし...
がんばるぞ!!