晴れ·ドキドキ·ズッキュン
2。彼と一緒に歩くみち
昨日は、彼のお休み。

しんどい言うてる彼をたたき起こし、無理やり布団から引きずり出した。


朝早くからエプロンを付け、背中でひもを、しゅっと結ぶ。

おにぎりなんか作っちゃって……、健気にキッチンに立っていたアタシ。

いったい、どうしちゃったんだろう?


──最近、彼とはうまくいってなかった。

彼は仕事で、朝早くから家を出て、夜は終電ギリギリに間に合わせる始末。

その終電さえも間に合わず、アタシが迎えに行った事もあった。

いつ見ても、ぐったりとしている彼。

起きていても口数も少なく、ただテレビをみているだけ。


そんな日が続くと、お互いイライラしてきて、すぐに口ゲンカになった。

気が付けば、今ではそれさえもしなくなってた。


これじゃいかんなぁ〜って、真剣に思った。

これじゃ、イカンってね。


だから、ちょっとだけ現実逃避して、気持ちをリフレッシュしたいな、と思った。

まだ行ってなかった今年の年始のご挨拶と、気合いを入れに。

何の気合いかって?

さぁね。


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