君の小指と貴方の小指
  ~入学式~   出会い

幾美視点
勝美宅前にて   AM7:55
幾「おーいっ!なにやってんのーーっ?」

勝「ゴメンゴメン。ちょっと服が引っかかったー」

幾「もう、なにやってんのよ、ほんとにww」

勝「ほんっとにごめん!あとでなにか奢るからさっ!ね?」

幾「!! もー・・・しょうがないなぁ・・」

勝「ありがとっ!・・・あっ、もうこんな時間!!幾美、急ぐよッ!」

幾「え、ちょっ、まってってばーーっ!」

和正視点
和正宅付近 橋の上にて AM8:15

和「やっべ、遅刻しちまう!!急がないと!!」

全速力で走る和正。そこに・・・

?「おーい!和正!!お前も遅刻かよ!!おい、ちょっとまてーー!」

和「おー!栄吉かーー!!よしっ、学校まで競走な!!」

栄吉とは和正の親友。小学校からの親友だ。

「「よーーい、ドン!!」」
ものすごい勢いでかけていく二人。

もはや登校ではなく、競技の域だ。おそらくこの速さについてくる
同学年はそういないだろう。

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