紅アリスと薔薇乙女
「・・・ぁ・・・」
「どうした?」
「思い出したー(笑)
私は何をやりにきたのか♪」
「あぁ・・・そう・・・」
「あたしさぁー・・・
薔薇を探しにきたんだよね☆」
「は?薔薇?そんなん普通に
売ってるじゃん。」
「ちがう。普通の薔薇じゃない。
枯れない薔薇だよ。
その薔薇は、城の最上階にあるらしいの。」
「ふぅーーーーーーーーん」
「なにその目」
「お前は入れるのか?城に。」
「うん。だって一応あたしも姫だし(笑)」
すこし沈黙がつづく。
「・・・姫ともあろう者が
どうして自由騎士などやっている?」
「は?元々自由騎士など
やってないぞ?ただ、戦の現場に
よく行っちゃうんだよね(汗)
腐れ縁?ってやつ?」
「ちがうだろ・・・・
そろそろ着くぞ。」