紅アリスと薔薇乙女
「あちらの方に
人影が見えたのでな」
「それだけか。」
少しガッカリしたように
男が言った。
「……疲れた。
一端、休むぞ。」
「――は…?」
耳が悪いのか?
けっこうでかい声で
叫んだはずなんたが…
「何故に?何故に
休まなければいけない?」
「いいじゃん。」
人影が見えたのでな」
「それだけか。」
少しガッカリしたように
男が言った。
「……疲れた。
一端、休むぞ。」
「――は…?」
耳が悪いのか?
けっこうでかい声で
叫んだはずなんたが…
「何故に?何故に
休まなければいけない?」
「いいじゃん。」