紅アリスと薔薇乙女

良くないのは

わかってるけどさぁ・・・

疲れたし。

「疲れたから休むのだ。

そんなこともわからぬか。」

私は男を見下したように

見た。


「ハァ・・・

これが噂の

自由騎士・蒼き疾風なのか・・?」


「・・・ぁ」

「どうした?

疲れが吹っ切れたか?」

私は首を横に振った。

思い出した。

お前は・・・「紅き疾風・・・

と言われてる・・・」

名前は・・・

「誰だっけ?」
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