君の隣で
「始めましてだね。遥って言うんだ。よろしくね!」
この子、美人だな…明るい子だし。
「潤、お待たせぇ~…って…」
「悠太、こいつら中学のときのダチ。」
「始めまして。」
「…」
おぼんいっぱいに乗ってるポテトやらハンバーガーやらを置いて言う。
「可愛い!何このこ☆」
真希が悠太を後ろから抱きかかえる。
「な、何!?」
「このこ気に入った!ねえねえ、アドレス教えてぇ~!」
「潤、この人どうにかして…」
「真希…悠太を離してやって。」
「む~…」
しぶしぶと悠太から離れてく真希。
悠太は本気でいやそうだ。
「悠太って言うの?俺は晶。千童晶。よろしく!」
「俺は修。んで、こいつが称。」
「悠太。秋元悠太。よろしくな!」
「「「秋元?!」」」
「…兄貴って、普段何してんだろう…」
悠太は、自分の兄の名前にうんざりしていた。