僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
『安心して。
ガーデニングではないから。』

桜は笑いながら美月に言った後、説明を始めた。

『美月は別に何もしなくていいの。
ただ、その服をせなに着さして。
その後2時間か3時間ぐらいしたら帰って。
せなにも要らない服用意してもらっといたから。』

『‥なんのために?』

『せなをここから逃がす為に。』

その言葉に全員が黙る。

『二人とも‥頼む。』

琉輝星が頭を下げる。

‥私の為に‥‥‥。

『ちょっ‥琉輝星!
頭上げろよ!』

『そうだよ!琉輝星!
それくらいするからさ!』

二人は頭を下げる琉輝星を宥める。

『雪梛の為だもん♪
私が出来ること何でもするよ。』

『‥ありがとう。』

その言葉に私は本当に心から感謝した。
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