僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
階段を降り、廊下をリビングに向かって歩いていると声が聞こえた。


『久しぶりだね。
景一君。』

先輩?

確か帰ったんじゃ‥―







『ほんま久しぶりやな。
義兄さん。』









義兄さん‥?

『最後に会ったのは確か‥
たまたま百合子の墓参りで会った時だったね。』

『そうやな〜。
もう2年ぐらい前やな。
桜ちゃんの大学が受かったって報告に行った時やったからな。』

なんだ?

何の話しをしている‥?














『正之。
おるんやろ?』




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