僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
終焉
雪梛が攫われて3日が経った。
『琉輝星‥
ごめんね‥‥ごめん‥‥』
仕切に謝る桜。
『お前は悪くないから‥。な?』
何度も何度も俺は桜を慰める。
桜は悪くない。
悪いのは‥‥‥‥。
『桜‥少し涼んでくるから‥‥。
待ってるんだぞ。』
俺は病室から出て病院の庭を目指す。
ベンチに腰掛け煙草をくわえる。
『‥お前‥‥‥
タバコやめるんじゃなかったか?』
ふいに後ろから話しかけられる。
正之だと分かっているが今は誰とも話したくない。
『‥一人にしてくれ。』
『そうもいかねぇんだよ。』
『‥‥‥‥なんだよ』
煙草に火をつけ口から煙りを吐く。
『‥なあ、琉輝星。
星愛ちゃんは?』
『は?
‥学校に行かせたよ。
補習がどうの言ってた。』
『そうか‥‥‥
琉輝星‥実はな‥‥―』
『琉輝星‥
ごめんね‥‥ごめん‥‥』
仕切に謝る桜。
『お前は悪くないから‥。な?』
何度も何度も俺は桜を慰める。
桜は悪くない。
悪いのは‥‥‥‥。
『桜‥少し涼んでくるから‥‥。
待ってるんだぞ。』
俺は病室から出て病院の庭を目指す。
ベンチに腰掛け煙草をくわえる。
『‥お前‥‥‥
タバコやめるんじゃなかったか?』
ふいに後ろから話しかけられる。
正之だと分かっているが今は誰とも話したくない。
『‥一人にしてくれ。』
『そうもいかねぇんだよ。』
『‥‥‥‥なんだよ』
煙草に火をつけ口から煙りを吐く。
『‥なあ、琉輝星。
星愛ちゃんは?』
『は?
‥学校に行かせたよ。
補習がどうの言ってた。』
『そうか‥‥‥
琉輝星‥実はな‥‥―』