僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
だが女は僕の顔を見て爆笑した。

『お前何?!その顔面!
怖くねーし!てかむしろウケる!』

ケラケラと高笑いした後に女は胸倉を掴みながら僕を引き寄せた。

『何?お前あたしの事睨むぐらいだもんなあ‥
喧嘩したいって事だろ?
ムカつく。
お前なんて三分の二殺しにしてやんよ。』

女にぐらい勝てるだろう。

勝ったら脅して金とってやる。

それで飲みに行こう。

―パシンッ!

渇いた音が響いた。

僕が女をビンタしたのだ。

これでビビるだろう。

『‥‥‥てめぇ‥』

『桜!』

『ぶっ殺す!!!』
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