僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
琉輝星は私を抱きしめ囁く。

『雪梛‥俺の、愛しい人。』

抱きしめられながら私は聞く。

『ねぇ‥』

『‥何?』

『私‥星愛ちゃんを‥‥琉輝星の‥たった一人の家族を殺しちゃったんだよ?

嫌いに‥ならないの?』

涙ぐみながら聞く私に琉輝星は抱きしめる力を増す。

『嫌いなんてなれるか‥!
こんな時に言うのはおかしいけど‥‥

俺には雪梛が居る。
俺の家族になってくれ。

雪梛‥心から愛してる。
誰よりも‥。

落ち着いてからでいい。

俺と‥結婚してくれ。』

『琉輝星‥嬉しい‥‥‥。

私を琉輝星のお嫁さんにして‥‥‥。』
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