僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
『あ〜美月?
電話くれたでしょ?』

『うん!
雪梛の事で〜』

美月はいつも通りの明るい声で私に答える。

『桜の実家に帰んの?
彼氏ん家?』

『私の実家だよ。』

私が答えると美月はあーと声をあげた。

『やっぱりさ、雪梛の家に二人とも居なよ。』

いきなりの美月の話しに私は驚いた。

『え‥なんで?』

『彼氏と話したんだけどね〜
やっぱストーカーは何かないと捕まえられないって聞くじゃん?
だから写真とか撮って証拠残しといたらいいと思うの。
ちなみに手紙とか着歴残ってるよね?』

美月の言った事に若干、感動する。

てか頭いいな!

『あるある!
それ彼氏にも言われて毎朝、私の携帯で着信履歴の件数写メってる!』

『でかした!
桜の彼氏さん!』

『彼氏かい!』

ちなみに美月は正之が警官ということを知らない。
< 95 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop