星を食べたら


「やめてくれ……!?そんなの捨てて僕と」

「ううん、私、もうダメなの、わかるの」


光がゆらゆら彼女を見えなくする。


声は笑っているけど君は泣いているの?


「もう美味しい物食べても暖かい家に住めても、私はもう死んじゃうの、わかるの」
「そんなの解らない!?わからないじゃないか………ぼくが、僕がいても、だめなのか……一緒にいようって言ったじゃないか!!!!ずっと…一緒に」















ごめんね













微笑む彼女が最後に見えた気がする。











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