あめキス
あめ、キス
あ…なんか、甘い。
「ん…」
起きて周りを見ると
机、黒板、教卓、ロッカー…
まだしっかり機能しない頭をフル回転させると学校と言うことを理解した。
外を見るとお月様がいて、真っ暗だった。
「夜。…なんで誰も起こしてくんないの。」
時計の針をふと見ると7時をさしていた。帰ろうと思ってドアを開けると廊下は真っ暗でいつも生徒がいる所とは思えなかった。
「…………」
ピシャ……カラッ……ピシャ。
どぉしよ。暗いしなんか出そうだし。でも帰らないと…恐いー。
ドアの前でうずくまってると廊下の方からコツコツ誰かが歩く音が聞こえた。
うそうそうそ!誰?!お巡りさん?先生??…お化け???
無理無理!!お願い通り過ぎて!!
そんなあたしの願いは虚しく、その足音はあたしのいる教室の前で止まった。
あ─…もぉ泣けそぉ。そう思ってたらドアが開いた。目をつぶってうずくまる力を強めた、すると