あめキス
「え?」
「ほんとに嫌い?」
「…」
「華、わかってるでしょ?あたしに言わせるの?」
あたしの目から涙が溢れた
違うの。ほんとは陸にキスされたのに怒ってるわけじゃないの。泣いてるわけじゃないの。あたしがこんなに悲しいのは
「…陸がすき。ごめんね、知香」
「なんで謝んの?」
「知香、陸の事すきだったでしょ?」
「なんで知ってんの?!」
「だって、いつも見てたし話してる時赤くなってたじゃん」
「あー、あたしのせいだったんだぁ。ごめんね?でも今はあたし悠稀が大すきだから!」
そう言う知香を見たら本当にすきなんだなって思った
「だから!さっさと仲直りして、くっついちゃいなよ!」
「くっつくとかわかんないじゃん;」
ニヤニヤする知香を不気味に思いながらもあたしは知香に感謝して教室に戻った
「じゃあ、華!あたし帰るね!」
「うんっありがとね」