あめキス


「わっ悪かった!謝るから許してくれ!」


「は?許す?なにそれ。無理に決まってんじゃん」




陸が殴ろうとした瞬間あたしはとっさに陸の名前を呼んだ




「陸!!」




陸は動きを止めたけど。
許せないからと言って拳を振り上げた




「陸!っ…恐いよっ」




あたしがそう言ったら陸はぴたっと止めてあたしを見た




「陸、やめて?あたし大丈夫だから」


「でも」


「恐かったけど、陸が来てくれたから大丈夫」




陸はあたしの所に来てあたしを抱きしめた




「ごめん、恐い思いさせて」


「ううん、ありがと陸」




あたしは陸の背中に手を回した


周りを見たけどさっきの男達はいなかった




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