あめキス


「うわっ!びっくりした。あれ?華じゃん」




その声のする方を見ると陸がいた




「なにしてんの?」


「…陸?なんでいるのぉーっ」




安心感からか涙がこぼれた。




「え?!何泣いてんだよ!どっか痛いのか??」




首を横にブンブン振って、あたしは泣きながら




「恐かったぁ…っ」




何でこんなに泣いてるのかわからなかった。泣いてると陸が抱きしめてくれた。その温かさにあたしは落ちついた。陸はそれを確認して離れた。




「ありがと…」


「おー」


「陸いてよかった」


「だろ? 笑」


「あ、やっぱうそっ」


「じゃあ帰っちゃお」




スタスタとドアの方に行く陸。1人になった瞬間またさっきの恐怖心みたいなものがでてきた。


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