猫耳姫とメガネ王子
視線は尻尾に釘付けで、生唾を飲み込む。
「け……研究する必要が、あるな」
と、自分に言い聞かせるように呟いてみる。
ただ『触れたい』と認めるのが恥ずかしすぎて嫌なのだ。
ただの言い訳。
わかってる。
でも、俺はそっと唯の尻尾に指先を当てた。
「け……研究する必要が、あるな」
と、自分に言い聞かせるように呟いてみる。
ただ『触れたい』と認めるのが恥ずかしすぎて嫌なのだ。
ただの言い訳。
わかってる。
でも、俺はそっと唯の尻尾に指先を当てた。