猫耳姫とメガネ王子
だってだって、朝起きても同じままって事は、いつ戻れるかわからないじゃない!!



「とりあえず、お前は朝飯食って来い。

俺は地下室にいるから、食べたら下りて――」


と、壱が言い終わる前に、私の目からは大粒の涙が溢れ出していた。


ボロボロとこぼれる涙に、壱はギョッと目を見開いて驚いている。


「んにゃうぅ~っ」
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