猫耳姫とメガネ王子
申し訳ない気持ちと、自分の欲望が交差する。


「唯……俺、何年も我慢してたんだぞ?」


「え……?」


「ご褒美くらい、くれよ」


そう言ってニヤッと笑い、何か言いかける唯の唇を、自分の唇で塞いでいた。
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