猫耳姫とメガネ王子
唯の体は、羽が生えて浮いているのではないかと思うほど軽かった。


「い、いいい壱! どこに行くの!?」


「どこって、俺の部屋だけど?」


地下室を出て、そのまま2階へ続く階段へ差し掛かる。


「自分で歩けるよ!」
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