猫耳姫とメガネ王子
「もう、知らにゃい!!」


そう呟き、私は大股で商店街の明るい方へと歩き出す。


グシグシと涙をぬぐいつつ歩く、猫耳の女の子に、

店の外で客寄せなんかをやっている人たちが、チラチラと自分を見ているのがわかる。


でも、そんなのも、もうどうでもいい。


どうにでもなってやれ!!
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