猫耳姫とメガネ王子
「ってか、なにこれ? コスプレ?」


そう言って聞いてくるのは――。


短い髪に、紺色のスーツを着た、大人の男性だった。
私の姿を珍しそうに眺め、

「よくできてるねぇ」

と笑う。


「んに……あぅ……」

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