猫耳姫とメガネ王子
よしよしと頭を撫でてきて、私は瞬間に身を固くした。


「あはは。

そんなビクビクしないでよ。ね? いい店知ってるから行こうよ」


「んにゃっ!? ちょっと……!!」


グイグイ引っ張っていかれて、私は足をからめて転びそうになる。


バランスを崩しそうになたとき、名前も知らないその人が

「おっと、大丈夫?」

と、助けてくれた。
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