猫耳姫とメガネ王子
そう思ったときには、すでに見慣れない広場へ出ていて、そこには数人の男たちがタバコをふかしながら何か話をしていた。


「おっす。なんか可愛いのいたから連れてきた」


「おぉ、まじ? つぅか猫じゃん」


「似合ってるぅ~可愛い~」


「随分と若いねぇ? ダメだよこんな夜中に出歩いちゃぁ。

知らない男の人に連れてかれて食われちゃうよ?」

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