猫耳姫とメガネ王子
あっという間に全員に取り囲まれて、男達は好き勝手に騒ぎ始める。


明らかに舌なめずりをしているその表情に、ゾクリと背筋が凍る。


「あ、あの。私、帰ります!」


男の手を振り解こうとした瞬間、そのまま土の上に押し倒されてしまった。



背中を打ち付けて、ひどく痛む。
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