猫耳姫とメガネ王子
その形相は、今までの壱から想像もつかないもので、ゾクリと身震いする。


壱も、こんな顔をするんだ――。


「俺らだって遊びじゃねぇよ。せいしかかってんだよ」


全く笑えないダジャレを言って、下品に笑う男たち。


こんな時に何も出来ないなんて……。


悔しいのに、声も出せないなんて……。

< 385 / 473 >

この作品をシェア

pagetop