猫耳姫とメガネ王子
まさか、こんなに迷惑をかけるなんて思ってなかった。
こんなに壱を怒らせることになるなんて、思っていなかった。
「お前は、俺の猫なんだろう?」
「ん……そうだよ」
「だったら、もうどこにも行くな」
こんなに壱を怒らせることになるなんて、思っていなかった。
「お前は、俺の猫なんだろう?」
「ん……そうだよ」
「だったら、もうどこにも行くな」