猫耳姫とメガネ王子
「鈴――…」


「ほら、この子今も風ひいてるみたいだし、一緒にノンビリ行ってあげて? 私やる事あるから先行くね!」


鈴はそう言い、走ってその場から居なくなってしまった。


もしかして、鈴……壱のこと、本気だったのかな?


今更ながら、そう気付いて、罪悪感が胸を支配する。

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