猫耳姫とメガネ王子
ふつふつと不満ばかりが浮いて来てはパチンッとはじけて消えていく。


せめて毎日1時間だけでも話し相手をしてくれればいいのに、壱は夜中までずっと地下室にこもりきりで、上がってくる気配は全くない。


おばさんに聞くと、お風呂やトイレまで地下室に設備してあるらしくて、わざわざ上がってくる必要もないのだとか。


「暇にゃぁ~」
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