猫耳姫とメガネ王子
寝てる……?


力いっぱい壱の体を横へずらし、どうにか這い出ると床に倒れるようにして寝てる壱にため息をつく。


なんだか、色々と期待してしまって損した気分になる。


でも……。


私は、そっと壱の髪をなでた。


「疲れてるんだね」
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