猫耳姫とメガネ王子
その言葉に、俺の胸はギュッと締め付けられる。


今すぐ抱きしめたい衝動に駆られるが、今はそれよりも大切なことがある。


「唯、よく聞いて?」


「え……?」


「1度目、俺は唯のココアに薬品を入れた。

だけど、その時、カップにキスをしたんだ。

唯はきっと、俺がキスをした所からココアを飲んだんだと思う」
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