猫耳姫とメガネ王子
正直、こんな事を真顔で話すなんて、どうかしてると思う。


好きな子のカップにキスするなんて、変態だ。


そんな俺の話を、唯は困ったような顔をして聞いている。


「それに、2度目。あの時も俺は唯にキスをした」


「2度目……? 2度目って、肉球ができたときだよね?」


頬を染めつつ首をかしげる唯。
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