猫耳姫とメガネ王子
不安の果て~唯side~
「これからは、もっと慎重に実験しないとな」


壱はそう言って、安心したように大きな欠伸をした。


「悪いけど、もう少し寝ていい?」


問題がなくなった壱はポリポリと頭をかいて、ついさっきまで私が寝ていたベッドに向かう。


「あ、壱……」
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