猫耳姫とメガネ王子
~壱Said~



「おい、唯!?」


突然泣き出した唯に、俺は驚いてベッドから体を起こす。


正直、中途半端に眠った体は今強烈に重たい。


しかし、唯が泣いているのにそんなことを考えている暇なんてない。


「なんでも……ないっ」

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