猫耳姫とメガネ王子
~唯Said~



もし、壱が猫である私を好きだったとしたら?


猫耳から解放され、元に戻る術までわかってしまった今、その不安がドンドン押し寄せてきたのだ。


だって、壱は私の写真の裏に書いていたじゃない。


『猫みたいな可愛い子』


って――。
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