猫耳姫とメガネ王子
それって、私が好きって意味じゃないんじゃない?


だから、壱は私を猫なんかにしたんじゃないの?


「ひ……っく」


「唯、なんで泣いてる?」


そっと手を伸ばしてくる壱を思わずドンッと両手で押してしまう。

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