猫耳姫とメガネ王子
その拍子に、壱のポケットからコロンと飴玉が転がり出た。




それは猫になる薬を飴状に加工したもので、私は何も考えず、無我夢中でそれを壱から奪い取り、自分の口の中へと放り込んだのだった――。
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