猫耳姫とメガネ王子
唯はじっと真剣な表情で俺を見てきて、次の言葉を待っている。


あぁもう……ちくしょう!


こんな事、口が裂けても言いたくなかった。


言う前から恥ずかしくて、顔が真っ赤になっているのがわかる。


「だから、この障害物競走の時に……」

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