猫耳姫とメガネ王子
「なに? 聞こえないよ」


「……だから!! この障害物競走の時、お前は猫耳をつけて走っただろうが!!」


恥ずかしさを隠すため、怒鳴り散らすように言った俺。


あの写真に写っている次のシーンでのことなんだ。


グラウンドに用意された複数の被り物の中から1つ選んで、それをつけて走れ。

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