猫耳姫とメガネ王子
俺は猫耳になった唯の体をヒョイッと持ち上げ、そのまま投げ出すようにベッドへ寝かせた。


本当は、このままグッスリと唯と2人で眠りたかった。


けれど、『猫である私が好き』なんてとんだ勘違いをされたまま、寝かせることは出来ない。


「覚悟しろよ」


俺は唯をベッドに押さえつけて、耳元で囁く。

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