猫耳姫とメガネ王子
ムッス~っとして、不機嫌さ丸出しで、私は壱を睨みつける。
だけど、眼鏡越しの壱の表情はピクリとも変わらず、
「そう言うことだから、真っ直ぐ帰るように」
なんて親みたいなことを言って、教室へと戻っていってしまった。
「信じらんない」
ため息と共にそう言って鈴の方を見ると、壱の歩いていった方向をジィッと見つめている。
「相変わらず、カッコイイ!!」
目をハートマークにされている鈴に、私はまたため息。
だけど、眼鏡越しの壱の表情はピクリとも変わらず、
「そう言うことだから、真っ直ぐ帰るように」
なんて親みたいなことを言って、教室へと戻っていってしまった。
「信じらんない」
ため息と共にそう言って鈴の方を見ると、壱の歩いていった方向をジィッと見つめている。
「相変わらず、カッコイイ!!」
目をハートマークにされている鈴に、私はまたため息。