猫耳姫とメガネ王子
☆☆☆

「で……できたっ!!」


家の地下室にある研究室の中、俺は小さな試験管に入っているピンクの液体を光にかざした。


唯が嫌がらずに俺の隣にいる方法。


それは、唯が俺を頼ってくることで叶う夢でもある。


つまり単純に、唯が自分自身ではなんともならず、

その上家族にも安易に相談できないような出来事が起こればいい事だった。
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